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転 宅(てんたく) ある妾宅へ忍び込んだ泥棒、「金を出せ」とすごむが、女は自分も元は泥棒だったと言って一向に驚かない。あべこべに、旦那とは今別れ話が持ち上がっている、独り身になったらお前のように肝の太い人と一緒になりたいと、色っぽく迫られて泥棒はすっかり嬉しくなってしまった。 「むずかしいのは、泥棒が馬鹿になっちゃァいけない。 あくまでもただの間抜けでなくちゃァいけません」とは小圓朝の言葉である。かつぎや 何をするにも縁起をかつぐので評判の呉服屋兵衛さん、正月だというのに年始帳を小僧に読み上げさせると、渋谷藤吉をしぶと、湯屋の勘太郎をゆかん、などと並べたてるのでとうとう寝込んでしまった。 二日目の夕方、宝船売りがやってくる。番頭が「何とかめでたいことを言ってくれ」と頼むと、早速 「娘さんは弁天様で旦那は大黒様。この家には七福神がお揃いです」と言ったので旦那のご機嫌は直ったが、はて、あとの五福とは・・・。転 宅 23:35かつぎや 24:58転 宅 昭和49年5月 キングレコード・スタジオかつぎや 昭和49年5月 キングレコード・スタジオKing Record
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